I BELONG NOWHERE.

アラサー女子、海外での日々をぬるりと書きます。

2018年私に起こった奇跡。−2−

引越しして家賃抑えたいけど、色々簡単には行かなくて流れていたこの話し。

(1人で引越しも出来たけど、バディーと住むと食べ物から日用品のシェアが出来て出費を抑えられるんですよ。オーストラリアはまとめ買いがお得な事が多いので!)

 

ある日、仕事の休憩中に一旦帰宅してお昼寝してたら玄関から物凄い騒音。

 

ドンドンドンドン!!!!!(ドア殴る音)

「Anybody home?!?!?!?!?!?!?」(誰か中にいるかー?!)

 

ビックリして飛び起きた私は恐る恐る部屋から玄関を覗いてみると、

チェーンをかけておいたドアが今にもチェーンをぶっちぎって開きそうな勢い。

怖過ぎて本気で半泣き。そしてチビッたかと思った。

 

居留守使おうと思ったけど相手も諦めなくて近所迷惑なんてもんじゃない。

 

意を決してドアに近付くと…

 

ん?1人のおじいさんが立っている。

何か見た事ある気がする…。

 

そう、不動産屋から派遣されている修理屋さん。

実は1ヶ月位前にもこの人に驚かされていた私。

 

前回は、寝てたらもの凄い騒音で飛び起きて(いつも寝てる)リビングに行ったら

ハンマー持った白髪長髪の背の高いおじいさんがこっちを見て立っていて失禁一歩手前。

 

本気で「あ、殺される。終わった。」って思った。

 

ま、ただ単にドアの修理に来るアポを忘れていただけなんですけど…

 

とにかく、そのおじいさんが家のドアを壊そうとしている。←

しかも今回はアポが無い。何事だよ?!と昼寝を邪魔され不機嫌マックスな私は

もの凄い不貞腐れ顔でおじいさんに突っかかる。

 

じ:「君のハウスメイトに何回もアポ取る連絡してるのに連絡がつかないんだよ。」

私:「2ヶ月海外行ってるからね。」

じ:「だったら君の連絡先を不動産屋に伝えるべきだったんじゃないの?」

私:「私サブコンだから。てか、メールでいつでも連絡取れるはずだけど?」

じ:「知ったこっちゃないね。とにかく連絡取れなくて困ってたんだよ。」

私:「だからメールだったら連絡取れるってば。アポ無しで来られても迷惑。」

じ:「どうでも良いって。すぐ修理終わるから入れてくれない?」

私:「はい?何の修理だよくそじじー!」

じ:「換気扇。」

私:「へ?全然緊急じゃないし、ハウスメイト帰ってきてからでもいいやつ…。」

 

ここで渋々このくそじじーを家に入れる私。(じゃなきゃ帰らない勢い)

私は彼の失礼な態度に怒りが収まらず海外に旅行中のハウスメイトに怒りの長文メール。

彼女も不動産屋から何の連絡もないってブチ切れ。w

 

そうこうしてる内に、落ち着きを取り戻したくそじじーが突然謝罪と自己紹介。

私も不貞腐れ顔で自己紹介。

作業が終わり帰って行ってホッとしたらまた突然のノック音。

 

私:「何!!まだ何か?!」

じ:「今、3ベッドルームの一軒家に住んでくれる人探してるんだけどね、日本人の学生を探してて。家は全て家具付き。ベッドリネンだけ用意してもらえれば大丈夫。もし誰か部屋探してる人知ってたら連絡もらえる?」

私:「………(脳内整理中)……………?!?!?!?!?!」

 

ここで私の態度豹変w

とりあえず、誰か居たら連絡するとだけ伝えて一旦さよなら。

そして滅多に電話しないバディーに速攻電話。

 

2人で興奮。

欲しかった物が全て揃ってしまったんじゃないか?

6週間のホリデーに行かれる前にどうしても見に行きたい!!!となった私達。

速攻くそじじーに電話。(そろそろ失礼)

 

翌週にインスペが決定し見に行きました。

期待してなかったのよ。おじーの風貌(小汚い)から恐らく家もヤバいだろうと。

私達がインスペに行った時はまだ家をお直し中で、荷物だらけペンキ臭い。

 

しかし私達2人は…

 

即決。

 

自分達が掃除すれば何とでもなると思ったのと家具家電が本当に全部あって

条件にほぼピッタリ!!!

 

ここからはトントン拍子で話しが進み、不動産屋との契約も一瞬で完了。

築60年の物凄い古い家だけど、自分達の可愛い可愛い家となり快適に生活中。

 

ちなみに、そのくそじじーですが、今は私達のオーストラリアの父とお互い公言する程

仲良しです。基本、家の不具合、修理は不動産屋を通して修理をするんだけど、私達だけは

彼に直接連絡して直してもらってます。w電話すると飛んでくるダディーww

 

家にも何度も遊びに行ってて、しばらく会わないと元気ー?って電話する位。

ちなみに、唯一不満があった水漏れする洗濯機もある日突然新品が届いていました。w

何でも持ってる私達のダディー。

 

本当に、奇跡の出逢い!!!!

目の前が真っ暗になってる時もあるけど、こんな事もあるんだなぁ。って

感動の出来事でした。

 

Saki